新日本婦人の会枚方支部 支部ニュースより
市役所移転条例について、新婦人の会枚方支部の市議会否決までの道のりをご紹介します。
6/20 要望書を提出
「市役所移転と市駅周辺の大型開発について市民説明会と住民投票を求める要望書」を市に届けました。
駅前開発と市役所移転の詳細についてはまだ多くの市民に知らされていません。コロナを理由に予定されていた市民説明会は開かれないままです。そのため、市民説明会を開き、市民に十分説明したうえで、移転と開発についての住民投票を実施するよう求めて、要望書を提出しました。署名は引き続き集めます。提出の日は決まり次第お知らせします。
9/15 2つの署名宣伝行動の風景
9/26 やったぁ‼‼市役所移転条例、市議会で否決!
9月26日の市議会で、市役所移転条例が否決されました!別室が用意されるほど大勢の傍聴者が見守るなか、30人の出席議員のうち12人が反対票を投じ、賛成票が出席議員の3分の2に満たなかったため、否決となりました。
傍聴に行った会員が興奮して、事務所に報告に来てくれました!。
大型開発を考える連絡会は本会議に先立って、22日木曜日、3,399筆の「枚方市駅前大型開発の中止を求める要請署名」を市長に提出、市議会当日にも162筆を追加で届け、トータル3,521筆(うち新婦人は1,141筆)を届けました。 緑道での署名宣伝など、目に見える行動をしてきたことなどもこの結果を導く力になったと思います。
多くの市民に知らせないまま、民間主導の開発に突き進む市政にNO!を突き付けることができました!これからも市民が主人公の市政をめざして、あきらめず声を上げていきましょう!
10/15 明るい会学習会「市役所移転条例否決の意義!
今後の市の動きと市民運動を考える緊急学習会」
10月8日市役所移転条例否決を受けて開かれた学習会には、緊急の呼びかけにも関わらず40人を超える参加がありました。
共産党市会議員野口さんから市議会の報告を聞いた後、会場から多くの質問や意見が出されました。
市は提案した条例が否決されると、その後予定した事業を進めることができないため、否決されそうな時は提案を取りやめるのが通例だそうです。今回の場合、市は否決を予想できなかったということ、50年ぶりの出来事だそうです。また、反対討論をした3人がすべて女性議員だったことも今までなかったそうです。
サウンディング調査を受けて9月議会で提案された内容(アリーナとの合築、新しく作る道路の計画変更・市が買い取る土地が新たに追加されたこと・事業費が膨れ上がり、市の負担額も55億円追加されたこと)は議会にとっても突然の変更だったそうです。まして市民には全く知らされないまま決められようとしていたのです。
市が出した財政シュミレーションだけでも経常収支比率というのが令和3年の92.3%から令和11年には98.1%になると予想されています。98%を超えたら市はそれ以外の事業が何もできなくなる。予定されている京阪の高架工事に伴う光善寺駅前整備・牧野・御殿山駅の整備もできなくなる恐れがあるとのことでした。市の負担額は物価高騰によってさらに膨れ上がることが容易に想像できます。今回の市の提案がいかに市民を無視したものだったかと改めて憤りがこみ上げました。
大阪府は府民センター売却をすでに決定しています。市はいったん否決された移転条例を新たな形で出してくることが予測されます。これからも運動を続けていかなくてはならないと気持ちを新たにしました。
新婦人としては、「子ども医療費助成18才まで拡充を」の署名と合わせて引き続き署名を集め、まだ知らない市民に知らせていきましょう!
釈尊寺班 清水